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動物看護師が離職する原因とは?今すぐに始めたい対策方法も解説

動物看護士が離職する原因と対策を解説

動物看護師は、動物病院の経営に欠かせない人材です。そのため、よくある離職理由を確認しておき、離職対策を立てておく必要があります。「辞めたら新たに雇えばいい」という方針では、優秀な動物看護師が育ちにくいため、結果的に業務効率や評判が落ちるでしょう。ここでは、動物看護師が離職する原因と対策方法について詳しくご紹介します。

 

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動物看護士のよくある離職理由と原因

まずは、動物看護師の離職理由とその原因について、詳しくみていきましょう。

 

給料や福利厚生に不満がある

給料や福利厚生などの待遇は、動物看護師として従事する人物が受け取る「対価」です。給料や福利厚生などと比べて業務の負担が大きい場合は、十分な対価を受け取れていないことになります。経営状況や売上高などを踏まえて動物看護師の待遇を決める場合、どうしても給料が少なくなることもあるでしょう。

しかし、「動物病院の経営状況や売上高が待遇に反映されていることを理解できない」、あるいは「理解できていても納得できない」という動物看護師は少なくありません。そのような動物看護師は、待遇への不満を理由に離職してしまう場合があります。

 

労働時間が長い

動物病院が朝早くから夜遅くまで開いている場合、正社員の動物看護師の労働時間が著しく長くなります。また、急患や手術が長引くなどして、労働時間が長くなる場合もあります。「残業代を支払っているのだから、不満を漏らさずに働いてほしい」と思う院長もいますが、「残業代が支払われるなら問題ない」と考える動物看護師ばかりではないことを覚えておいた方がよいでしょう。

また、動物病院の診療時間が長い場合は、1人の動物看護師に大きな負担がかからないように、朝の早い時間帯や夜の遅い時間帯にアルバイトで動物看護師を雇うことも検討してみてください。

 

動物病院が法律を遵守していない

労働基準法や獣医療法などの法律を守らない場合、動物看護師が動物病院に対して不信感を抱き、離職してしまう恐れがあります。特に、労働基準法違反はその動物病院で働く動物看護師に損害を負わせる行為のため、離職者が出やすいでしょう。

また、獣医療を提供する獣医師をサポートする役割として、動物看護師に誇りを持っている人物は、獣医療法違反をする動物病院に対して、不満を持つ可能性があります。告発されるリスクもあるため、法律違反を犯している動物病院は早急に経営体制や労働環境を見直した方がよいでしょう。

 

スタッフ同士の人間関係が悪い

他のスタッフとの人間関係が悪いと、気持ちよく働けません。昨今では、働きやすい職場環境が求められる風潮があり、中には働きにくさを感じた時点で離職を決意する人もいます。

スタッフ同士の人間関係が悪いかどうかは、院長の目には映りにくいため、聞き取り調査が必要になるでしょう。各スタッフと個別面談をして、職場への不満や人間関係の悩みなどを確認してみてください。中には、院長に対して不満を抱える動物看護師もいるため、どのようなことでも話してほしい旨を伝えましょう。

 

クレーム対応に追われて通常業務に支障をきたしている

動物病院は動物の命を預かる施設のため、小さなミスが大きなクレームに発展します。クレーム対応に追われることで診療のサポートができず、新たなクレームが発生する恐れもあります。このようなイレギュラー対応は動物看護師に大きな負担をかけるため、離職の原因になり得るのです。

また、動物看護師が自分のミスで発生したクレームではなく、別のスタッフや院長のミスによるクレームに対応する場合は、不満がますます大きくなります。クレーム処理係のようなポジションを用意するのではなく、クレームを防ぐことに注力しましょう。

 

動物看護士の離職を防ぐために院長ができる対策

動物看護師の離職を防ぐには、原因を突き止めて解消する必要があります。院長ができる離職防止の対策方法について、詳しくみていきましょう。

 

待遇を見直す

待遇が業務量や業務内容に見合っているか確認し、必要に応じて調整しましょう。基本給は、一度上げると厳しい条件を満たさなければ減額できないため、福利厚生や賞与で調整することをおすすめします。例えば、繁忙期には特別ボーナスとして1万円を支給したり、家賃扶助を5,000円増やしたりする方法があります。

動物看護師にはノルマといった概念が存在しないため、待遇を改善すべきかどうか判断が難しい場合もあるでしょう。急患対応が多かった、手術が長引いて残業が多かったなど、負担を考慮して待遇を見直すことが大切です。

 

業務効率化による残業時間の削減

業務効率の低下が原因で残業時間が長い場合は、ITツールやシステムの活用で業務効率を高めましょう。例えば、電話予約のみで受け付けていた場合は、ネット予約のシステムを導入するだけでも、業務効率が格段に上がります。

また、「予約を取った・取っていない」など、水掛け論になるクレーム対応に追われることもなくなります。そのほか、電子カルテ、顧客管理システムなどの導入も業務効率化に繋がるでしょう。業務効率化に役立つツールは、コストも踏まえて導入するかどうか決めましょう。

 

動物病院の経営に関する法律を学ぶ

法律を守らないことに対する不満や不安、嫌悪などが原因で動物看護師が離職する事態を防ぐために、動物病院に関する法律を学ぶことが大切です。労働基準法は、週の労働時間や休日数、有給休暇の付与、残業代、深夜残業代など非常に細かく定められているため、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

法律を守らずに経営を続けた場合、離職した動物看護師が関係各所に報告する恐れがあります。労働基準監督署から勧告を受ける恐れもあるため、できるだけ早く改善しましょう。

 

人間関係の問題を洗い出して話し合いの機会を設ける

スタッフ同士の人間関係に問題がある場合は、全スタッフに聞き取り調査をして問題を洗い出しましょう。良好な人間関係の構築に向けて、話し合いの機会を設けることが大切です。話し合いの場が荒れる可能性もありますが、スタッフそれぞれが気持ちよく働ける人間関係を構築するには避けて通れない道と言えます。

 

院長が間に入り、お互いの意見をまとめ、有意義な話し合いになるように導きましょう。

 

クレームの原因を突き止めて解消する

クレーム対応に追われて通常業務に支障をきたしている場合は、クレームの原因を突き止めて解消する必要があります。例えば、予約を取っていたのに取れていなかったことによる
クレームは、予約システムの導入や、電話内容の他スタッフへの共有などの対策で防げるでしょう。
待ち時間が長すぎるといったクレームには、予約優先制システムの導入、獣医師やスタッフの確保などの対策が有効です。クレームの原因を解消することで、結果的に顧客満足度が上がるため、動物病院の収益アップにも繋がります。

 

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まとめ

動物看護師が離職する原因は、待遇への不満や人間関係の問題、法律違反への不安などさまざまです。また、動物看護師によって考え方や価値観が異なるため、何を不満に感じているかは聞き取り調査を行わなければわかりません。動物看護師がいないと動物病院は成り立たないため、スキルが高い人材を確保するためにも、問題の早期発見・早期解決を目指しましょう。

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