【必見】動物病院における業務効率化のポイントとは?
皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所動物病院ユニット、野口です。
今回は、動物病院の業務効率化のポイントについて解説いたします。
業務効率化のポイントはズバリ“分業と標準化”です。
歴史的に振り返っても、人は分業と標準化により飛躍的に生産性を向上させてきました。
自動車の大量生産が実現した大きな転換点となるフォードの生産システムでは、
従来、同じ場所で少人数で車を生産していたところから、
ベルトコンベアで車を運び、タイヤを付ける人・ドアを付ける人などを分業化し、
今の生産システムとなる原型を創り飛躍的に生産能力をアップさせました。
医療の世界でも分業化により飛躍的に生産性を向上した事例があります。
例えば、人の皮膚科のクリニックでは、
1ドクターで1日200件近くもの患者を診察するようなクリニックも存在します。
このような事例の実現についても、ポイントは分業と標準化です。
徹底的にドクターが必要なポイントを“診断のみ”に絞るための取り組みを実践しています。
そのような病院のスタッフの役割は以下のような形になっております。
医師
受付スタッフ
問診スタッフ
案内係
クラーク(カルテの打ち込み)
調剤係
カウンセリングスタッフ
事前検査スタッフ
などなど
徹底的に役割を分業化し、標準化した結果、医師が患者の前で対応する時点で、
・すでに問診が終わっている
・簡易的な視診が終わりある程度の診断の方向性が決まっている
という状態となり、医師の診断後は
・カルテはクラークが診断と同時に打ち終わる
・病気の詳細や薬の説明は説明資料を活用しカウンセリングスタッフが担当
・案内係が次の診察室に患者を呼び出し
ということが同時進行で行われています。
その結果、1人当たりの診察時間が1∼3分程度で終了し、1ドクターで200件の診察が実現しているという事です。
もちろんすべてが動物病院で当てはまるとは言えませんが、
ヒントになることはあると思います。
国家資格化が始まった今、これから動物病院も“本格的な分業と標準化”に取り組む必要があるということです。
言い換えると、“資格者”を最大限に活かすために、いかに“無資格者”が活躍してもらうかという事が重要になるということです。
動物病院でも、
・獣医師と動物看護師 という組織から
・獣医師・動物看護師・診療アシスタント・案内係・カウンセリングスタッフ・受付スタッフ
という組織に変化していくことが、今回の国家資格化により求められています。
いま取り組むか、取り組まないかがこれからの生産性を大きく変えていきます。
まず貴院でできることは何か、ぜひ考えてみてください!
目次
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お読みいただき、ありがとうございました。
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