コンサルタントブログ BLOG

As many Great Hospitals as possible that contribute to the happiness of
owners and the health of animals

アナログからWeb活用まで: 動物病院のための多角的集客戦略|動物病院専門コンサルタントが徹底解説

動物病院の業界は、近年、大きな変化を遂げています。
ペットを家族の一員と考える文化が広がるにつれて、ペットの健康への関心も高まっています。
これは、飼い主様が情報を得る方法や病院選びにインターネットを積極的に使うようになっていることにも影響しています。
一方で、ペットの数は年々減少を続けており、動物病院同士の競争はますます激しくなっています。
このような状況では、動物病院が持続的な成長を実現するためには、時代の流れを理解し、
新しいマーケティング戦略を取り入れることが欠かせません。
特に、Webマーケティングの活用は今後の大きな課題となっており、多くの動物病院が今取り組むべきことの一つです。

《Webマーケティングの基礎: 動物病院編》
(1)Webマーケティングとは?

Webマーケティングとは、インターネットを利用したマーケティング手法のことを指します。これには、検索エンジン最適化(SEO)、ソーシャルメディアマーケティング(SMM)、コンテンツマーケティングなど、多岐にわたる手法が含まれます。 特に、動物病院の場合、顧客である飼い主様がインターネットで情報を検索する機会が多いため、Webマーケティングの効果は非常に大きいと言えます。

(2)Webマーケティングに取り組むべき理由

Webマーケティングに取り組む最大の理由は、その広範囲なリーチとコスト効率の良さにあります。従来の看板などの広告手法に比べ、より多くのお客様に、より少ないコストでアプローチすることが可能です。 また、ウェブサイトのトラフィックやソーシャルメディア上でのエンゲージメントなど、具体的なデータを元にした分析と改善が容易である点も大きな利点となっています。

飼い主様が求める情報を提供し、存在をアピールするためには、Webマーケティングが効果的な手段となり得ます。特に動物病院業界においては、対面でのコミュニケーションが重要視されがちですが、それに先立って病院を知ってもらうためのWebマーケティングの重要性は今後も高まることでしょう。

《無料で集客力アップ!動物病院のSEOとMEO対策の基本と具体的手法》
現代において、インターネットやSNSの普及により、動物病院経営においてもWebマーケティングは極めて重要です。特に、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの上位表示は、新規患者の獲得に直結するため、極めて重要です。ここからは、検索エンジンでの上位表示を目指す「SEO対策」と、マップ検索エンジンでの上位表示を目指す「MEO対策」の具体的手法について解説していきます。

(1)集客に繋がるSEO対策とは?具体的手法について

SEO対策とは、「検索エンジン最適化」を意味する、Search Engine Optimizationの略称です。これは、Googleの検索エンジンで上位表示を目指すための施策を指します。SEO対策のメリットは、広告費をかけずに集客を行えることや、一度上位表示を達成すれば持続的な効果が期待できる点です。

動物病院のSEO対策には、主に内部対策、外部対策、コンテンツSEOの3つがあります。

①内部対策

内部対策は、サイト内部の構造を整え、検索エンジンがサイトを適切に認識・評価できるようにする施策です。具体的な内部対策としては、内部リンクの最適化、ページの読み込み速度の最適化、スマートフォン表示設定などがあります。また、ページタイトルやメタディスクリプションの最適化も重要です。

②外部対策

外部対策は、外部からの信頼性や評価を高めるための施策です。これには、他サイトからのリンクやシェアなどが含まれます。外部対策は、他ユーザーの行動に依存するため、自院で完全に制御することが難しい面もあります。しかし、他のサイトからのリンクやシェアが増えれば、検索エンジンはサイトの価値を高く評価し、上位表示を促進します。

③コンテンツSEO

コンテンツSEOは、検索キーワードに応じて、適切なコンテンツを整備することで、アクセス数を増加させる施策です。動物病院では、疾患や症例をキーワードにしたブログや記事、FAQ(よくある質問)ページなどを作成することが有効です。これにより、患者や飼い主が気になる症状や疾患に関する情報を提供し、サイトの価値を向上させることができます。

⑵集客に繋がるMEO対策とは?具体的手法について


MEO対策は、「マップエンジン最適化」を意味し、Googleマップ上での上位表示を目指す施策です。マップ検索エンジンでは上位3位までしか表示されないため、競争が激しく、SEO対策よりも難易度が高いと言われています。
MEO対策の具体的手法としては、 ・正確な基本情報の登録と常に最新情報を保つこと ・写真や投稿機能を活用して情報を充実させること ・口コミを増やすこと などがあります。また、地域密着型の動物病院であることをアピールし、地域の検索キーワードに対応したコンテンツを作成することも効果的です。

SEO対策やMEO対策は、広告費をかけずに集客を行えることが最大のメリットです。

広告費に抵抗がある方や費用面で制約がある方にとって、まずはこれらの対策を進めることが有効です。

《Web広告で成果を出す!動物病院のためのWeb広告初歩ガイド》
Web広告を活用することで、集患においてより確実な成果を期待することができます。 ここからは、Web広告の効果的な運用方法を解説していきます。
前提として、上記で解説したSEO対策やMEO対策は効果が出るのに時間がかかるケースが多いです。 一方Web広告は有料ではあるものの、即時性と柔軟性を持っています。動物病院市場の動向や飼い主(消費者)の反応に応じて、リアルタイムで広告内容を変更したり、停止、再開することが容易にできます。そのためWeb広告を適切に活用することで、市場の変化に迅速に対応することが可能であり、タイミングを逃すことなく効果的なマーケティングを行うことができます。

(1)Web広告のメリット
ここからは、Web広告の活用のメリットを大きく3つに分けて解説していきます。

Web広告のメリット1:広範囲へのリーチ Web広告の最大のメリットは、広範な範囲にリーチできる点です。インターネットの普及により、ほぼ全ての年齢層がオンラインにアクセスして情報を得ています。Web広告を利用することで、地理的制約に捉われることなく、国内外の潜在顧客に直接アプローチすることが可能です。多くのユーザーに病院の存在を知ってもらうことができます。

Web広告のメリット2:詳細なターゲティング Web広告のもう一つの強力なメリットは、詳細なターゲティングです。Web広告では、ユーザーの興味・関心、検索履歴、地域、年齢、性別など、さまざまなデータを基にして広告を表示するユーザーを絞り込むことができます。これにより、広告の無駄を減らし、特定のニーズを持つ顧客群に直接メッセージを送ることが可能になり、効率的な集客を促進できます。例えば、ペットの健康に関心が高い人々に対して、動物病院の特定のサービスを紹介する広告を配信することができます。

Web広告のメリット3:効果測定の容易さ Web広告のもう一つの大きなメリットは、その効果を容易に測定できることです。Web広告は、クリック数、表示回数、反響数など、広告のパフォーマンスをリアルタイムで追跡することができます。これにより、キャンペーンの効果を具体的に把握し、必要に応じて広告の調整や最適化を行うことができます。効果測定のデータを基にして戦略を練り直すことで、より効果的なマーケティングが展開できます。

(2)効果的なWeb広告プラットフォーム
それでは、どのような媒体でWeb広告を発信していくべきかについて、 ここでは実際に船井総研で成果が出ている媒体を3つご紹介していきます。

①Google広告・・・ Google広告は世界最大の検索エンジンを利用した広告サービスです。このプラットフォームの最大の利点は、検索意図が明確なユーザーにリーチできることです。例えば、ユーザーが「動物病院 ○○市」や「犬 ○○(症例名)」など検索した際に、広告主が設定した広告を配信することができます。そのため、すでに何らかのニーズを持っている飼い主を効果的に自社HPやLPへ誘導することができます。

②Yahoo!広告・・・ Yahoo!広告もまた、広範囲のインターネットユーザーにリーチできる広告プラットフォームです。Yahoo!は検索エンジンだけでなく、ニュースサイトや天気情報、スポーツなど多岐にわたるコンテンツを提供しており、様々なニーズを持つユーザーが訪れます。Yahoo!広告はこれらのコンテンツと連動して広告を表示するため、様々な興味・関心を持つ広範囲のユーザー層にアプローチすることが可能です。特に日本国内においては、高いユーザー基盤を持つため、動物病院にとって地域密着型のマーケティングに非常に効果的です。

③SNS広告(FacebookやInstagramなど)・・・ SNSプラットフォーム、特にFacebookやInstagramは、日常的に大量のユーザーが利用しているソーシャルメディアです。年齢、地域、興味関心、行動パターンなど、細かいターゲティングが可能です。特にInstagramは視覚的なコンテンツが中心であるため、ペットの可愛らしい写真や動画を通じて感情的なつながりを促進し、エンゲージメントを高めることができます。これにより、ブランドの認知度向上や顧客との深い関係構築が期待できます。

Web広告を活用する際は、ターゲット層を明確にし、そのニーズに合わせた広告内容を慎重に設計することが必須です。また、予算の管理を徹底し、広告の投資対効果を定期的に評価することで、費用対効果を最大限に高められます。さらに、広告内容がプラットフォームのポリシーや地域の法律に違反していないか、細心の注意を払うことも重要です。これらを遵守することで、Web広告のリスクを管理しつつ、効果的なキャンペーンを実施することが可能になります。

《2024年最新版!獣医療広告ガイドラインに注意!》
獣医療広告ガイドラインは、獣医療について十分な専門知識をもたない飼育者等が惑わされ、不測の被害を受けること等を防止する目的で国が決めた指針です。 獣医療における広告の範囲と、広告可能なものとNGなものについて、最新版のガイドラインに沿ってわかりやすくまとめていきます。

(1)広告の範囲
獣医療広告ガイドラインの理解は、動物病院を運営する獣医師にとって極めて重要です。これらのガイドラインは、どのような広告が許可され、どのようなものが禁止されているかを明確に定めており、適切な広告活動を通じて院の信頼性と業績を保つための指針となります。ここでは、広告可能な例と不可な例を交えながら、広告の範囲について具体的に解説します。

広告が可能な例・・・ ①教育的内容の提供 診療情報や病気の予防方法に関する客観的な情報提供は広告として許可されています。例えば、フィラリア予防の重要性や、適切なペットの栄養管理についての情報提供は、公衆の健康増進と動物の福祉に資するため、広告として許容されます。

②院の基本情報の告知 動物病院の所在地、診療時間、連絡先、提供サービスの一般的な紹介は、広告として許可されています。これらの情報は患者が病院を選択する際の基礎的な情報となるため、公開が奨励されます。

③専門性の強調 獣医師の専門的な資格や特定の治療分野での経験が豊富であることを事実に基づいて紹介することは許可されます。例えば、「当院は犬の皮膚病治療に特化しています」などの情報提供は、患者にとって有益な情報であり、許可される広告です。

広告が不可能な例・・・ ①誤解を招く情報の提供 治療効果を誇張したり、確実な治癒を保証するような表現は禁止されています。例えば、「100%治癒します」や「最も効果的な治療法」といった不確かな保証を含む広告は、患者に誤解を招くため不許可です。

②比較広告 他の動物病院との比較を用いた広告は、一般に禁止されています。これには、「他のどの病院よりも低価格で治療を提供します」といった他院を貶める内容が含まれます。この種の広告は競合他院に対して不公平であり、業界全体の信頼を損なうため禁止されています。

③未承認の薬剤や治療法の宣伝 承認されていない薬剤や科学的根拠に乏しい治療法の推奨も禁止されています。例えば、実証されていない新薬の効果を宣伝する行為は、患者に対して誤った選択をさせる恐れがあるため、広告としては不適切です。

獣医師が広告ガイドラインを遵守することは、患者の信頼を維持し、院の評判を守る上で非常に重要です。広告活動においては、常に客観性と正確性を持たせることが求められます。教育的な内容の提供や、院の基本情報の告知は推奨される一方で、誤解を招くような保証の提供や不当な競争を促す内容は厳しく制限されています。これらのガイドラインは、公正かつ健全な市場環境を維持し、最終的には動物の福祉と公衆衛生の向上に寄与することを目的としています。

(2)ガイドラインの違反のリスク

獣医療広告ガイドラインの違反には様々なリスクがあります。まず、違反が発覚した場合、関連する監督機関から警告を受け、広告内容の修正や撤回を命じられることが一般的です。さらに、ガイドライン違反は動物病院の信頼性に悪影響を与え、潜在的な患者や既存の患者の信頼を失う原因となります。

また、繰り返しガイドラインに違反する場合や重大な違反があった場合には、罰金が科されることもあります。最悪のケースでは、獣医師の免許に対する制限や、業務停止命令が下される可能性もあります。これらの措置は、動物病院の運営に深刻な影響を与えるため、ガイドラインの厳守が極めて重要です。広告活動を行う際には常にガイドラインを遵守し、適切な情報提供に努めましょう。

船井総研では再診のガイドラインについてまとめた無料のレポートを公開しております。 令和5年10月13日付けで、「獣医療法施行規則の一部を改正する省令」(令和5年農林水産省令第52号)が公布され、令和6年4月1日から施行されました。この改正により獣医療の広告制限の特例に関する事項が追加され、獣医療広告ガイドラインも改正されました。
今すぐレポートをダウンロードして最新の情報をキャッチアップしましょう。

《地域密着型: アナログ集客戦略の活用》
近年はWeb集客が主流となりつつありますが、動物病院は基本的には車で10分~15分の距離が商圏であり、動物病院のビジネスモデル上、アナログ集客戦略も効果的であり、Web集客戦略と並行して進めていくことが大切となります。

アナログ集客戦略の事例としては下記が挙げられます。

①地域密着のイベント ②チラシやポスターの活用 ③ブランディングの強化:動物病院のロゴや看板などの変更 ④ニュースレターの発行

ただ上記を実施するだけでは効果は得ることができず、時間的・費用的にもコストがかかるため、適切な戦略を立てながら、実行していくことが大切となります。

《動物病院の集客まとめ》
前述した通り、現代において、インターネットやSNSの普及により、動物病院経営においてもWebマーケティングは極めて重要です。ここまではWebマーケティングにおける、SEO対策やMEO対策、Web広告について説明いたしました。ここからは、各施策の特徴や優先順位について説明いたします。

⑴WEB広告

WEB広告は、広告主が特定のウェブサイトや検索エンジン上で広告を出稿することを指します。Google広告やFacebook広告などが代表的な例です。WEB広告の最大のメリットは、即効性です。広告を出稿すれば、すぐにアクセスや売上の増加が見込めます。また、広告の表示順位やターゲティングを細かく設定できるため、効果的な広告運用が可能です。

⑵SEO対策

SEO対策は、検索エンジン最適化の略称であり、ウェブサイトの検索エンジン上位表示を目指す施策です。SEO対策のメリットは、長期的な効果が期待できる点です。一度上位表示を達成すれば、広告費をかけずに継続的なアクセスを獲得できます。また、自然検索結果に表示されることで、信頼性やブランド価値の向上にもつながります。

⑶MEO対策

MEO対策は、マップエンジン最適化の略称であり、主にGoogleマップ上での上位表示を目指す施策です。特に地域密着型のビジネスにおいて重要性が高まっています。MEO対策のメリットは、地域のユーザーに直接アプローチできることです。地図検索結果での上位表示は、現地の潜在顧客にとって信頼性が高く、アクセスしやすい情報となります。

⑷優先順位

WEB広告、SEO対策、MEO対策は、自院のウェブサイトへのアクセスを増やす「導線戦略」と言われています。しかし、ウェブサイトが来院に繋がるような魅力的なコンテンツでなければ、集客の効果を見込むことは難しいでしょう。そのため、まずは受け皿である自院のウェブサイトのコンテンツの見直し「受け皿戦略」から取り組むことが大切です。

弊社では、無料でホームページ診断を実施しておりますので、ぜひ実施していただき、ウェブサイトのコンテンツの見直し「受け皿戦略」から始めていきましょう。

 

↓無料ホームページ診断は、下記無料相談にて承っております↓

相談内容に《ホームページ診断》とご記入いただき、お申し込みのほどよろしくお願いいたします。

 

動物医院無料ダウンロードレポート
動物医院メルマガ
動物医院無料相談

動物病院経営.COMを
見たとお伝え下さい。

0120-958-270

受付時間 平日9:45〜17:30

CONTACT
お問い合わせ マイページ 無料メルマガ登録はこちら