【動物病院】評価は“成長の始まり”!スタッフの成長を支える評価者教育とフォローアップ
こんにちは。動物病院経営コンサルタントの鈴木です。
本日も動物病院経営の一助となる情報をお届けいたします。
評価制度を導入したものの
・評価制度で思ったような成果が得られない…
・スタッフに公平な評価を伝えているつもりが、納得してもらえない…
・評価をうまく運用できず、かえって現場が混乱している気がする…
これらのお悩みを抱えている動物病院の経営者の皆さま、
それは 「評価制度の運用方法」 にポイントがあるかもしれません。
目次
評価を“ゴール”ではなく“スタート地点”とする重要性
評価制度の本質は「評価そのもの」ではなく、その評価を “どう活かすか” にあります。
評価はあくまでスタッフ成長への「スタート地点」。
このスタートを有効に活用するためには、評価者の教育 と フォローアップ が欠かせません!
多くの病院で、評価は「結果を伝えるだけ」で終わりがちです。
しかし、それではスタッフのモチベーションアップや病院全体の成長につながりません。
評価結果を基に目標や次の行動を計画し、スタッフの成長を後押しする仕組みが必要です。
【評価を成長に繋げるための3つのチェックリスト】
1. 評価基準の理解を深める
評価の公平性と一貫性を保つためには、次の項目を確認しましょう。
✅ 明文化された評価基準を用意しているか?
評価項目や達成基準が具体的に定められていますか?(例:スキル目標や個人の売上目標など)
✅ 評価者全員で基準を共有しているか?
基準の解釈にズレがないよう、研修やシミュレーションを行っていますか?(例:手術の売上は誰の個人目標でカウントするのかなど)
✅ 基準に基づいた評価を行っているか?
感覚や印象ではなく、具体的な基準に沿った判断ができていますか?
(例:適切な服装の着用として、服装はスクラブとするなど)
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2. 建設的なフィードバックを行う
評価を成長につなげるには、結果を伝えるだけでなく、次の行動を促す建設的なフィードバック が必要です。
✅ 良い点を具体的に伝えていますか?
ポジティブな側面を先に伝え、スタッフが安心して耳を傾けられる環境を作れていますか?
✅ 改善点は実行可能なアドバイスを添えていますか?
「もっと頑張って」ではなく、具体的な手順や取り組み方を提案していますか?
✅ 双方向のコミュニケーションを行っていますか?
スタッフの意見を聞き、一方的に評価を押し付けていませんか?
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3. バイアスを排除する
評価の公平性を保つためには、評価者が先入観を意識的に排除する必要があります。次のポイントをチェックしてください。
✅ 客観的なデータを活用していますか?
業績データや行動記録など、具体的な事実に基づいて評価を行っていますか?
✅ 相対評価を避けていますか?
他のスタッフとの比較ではなく、個々の目標達成度や成長を基準に評価していますか?
✅ 評価者教育でバイアスを意識していますか?
年齢、性別、印象などによる先入観が評価に影響しないよう、定期的に教育を行っていますか?
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これら3つのポイントを押さえることで、評価制度は単なる「管理ツール」から、スタッフの成長を支える強力な仕組み へと進化します。評価を“成長の始まり”と捉え、次のステップに繋げてみませんか?
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2025/01/24 (金) 13:00~15:30
2025/01/28 (火) 13:00~15:30
2025/02/05 (水) 13:00~15:30
2025/02/13 (木) 13:00~15:30