安定的に歯科処置新規を集患するための方法とは
突然ですが、歯科処置集患対策の状況を把握するため、2つ質問させてください。
Q1.院内の視認性の高い箇所に歯科処置啓蒙POPやポスターは掲示していますか?
A.(1)「Yes」の方はQ2へお進みください。
A.(2)「No」の方は、Q2は飛ばしてお読みください。
Q2.Q1の回答が「Yes」の方に質問です。
その歯科処置啓蒙POPやポスターを最後に掲示してから期間はどのくらい経っていますか?
A.(3)1~2か月程度
A.(4)3か月~半年
A.(5)半年以上
いつも船井総研動物病院ユニットのブログを読んでいただきまして、
ありがとうございます。
船井総合研究所の村田です。
さて、上記の質問の答えはいかがでしたでしょうか?
まず、Q1について。
A(2)にご回答いただいた方は、今すぐ、院内の歯科処置啓蒙POPやポスターの掲示状況を見直してください。
なぜなら、飼い主様からすると自分の愛犬、愛猫が歯周病菌に侵されているとは思っていないからです。
だからこそ、
・待合室
・お手洗い
・受付
の箇所が視認性が高くお勧めです。
オフラインで歯科処置新規を集患できている動物病院様は、上記の箇所で必ず歯科処置啓蒙を行っています。
続いてQ2です。
こちらは、おそらく、A.(4)もしくはA.(5)の方が最も多かったのではないでしょうか?
そして、おそらくA(3)にお答えいただいた方、言い換えるならば、定期的に院内のPOP・ポスターなどの掲示物の位置を見直している方は、安定的にオフラインから歯科処置新規が来院しているのではないでしょうか?
もう察しの良い方はお分かりかと思いますが、歯科処置新規をオフラインから安定的に集患するためには、
院内の歯科処置掲示物について、定期的に配置変更を行ったり、掲示内容を変更することが必須です。
なぜなら、掲示しっぱなしだと、「風景化」してしまい、患者様の記憶に残らず、周囲で歯科処置の情報やご自身が歯科処置に遭ってしまっても、紹介や来院に至らないためです。
「風景化」について、分かりやすくお伝えいたします。
今、皆様はこちらのコラムをスマホで見ている方が多いと思います。
スマホ画面はこのままで、紙とペンを持ってきていただいて、紙にスマホのホーム画面のアプリの配置を書いてみてください。
・・・・・・・・・
どうしょうか?おそらく書けないはずです。
あれほど、毎日見ているスマホのホーム画面ですら、風景化してしまい、記憶に残っていないのです。
そしてこの現象は、院内の歯科処置掲示物も同様です。
弊社のクライアントを見ていても、オフラインで歯科処置新規が5名超/月を集患できている動物病院様は、1~2か月に1回のペースで、院内の掲示物の配置や内容を見直しています。
つまり、安定的に歯科処置新規を集患するためには、
「視認性の高い場所に歯科処置掲示物を可能な限り掲載」×「定期的に掲示物の配置や内容を変更」することが必須です。
今日といわず、明日から院内で取り組める内容かと思うので、是非実施してみてください。
歯科処置の集患についての相談は弊社にも10法人以上ございます。
「うちは地域のかかりつけ医だけど、歯科処置の件数を増やして口内炎が主訴となる猫(歯周病率が意外と高い)を救いたいんです。」
という方も増えております。
かかりつけ医でもできるやり方の詳細は下記に記載しておりますので
こちらも興味のある方はご確認ください。
https://lpsec.funaisoken.co.jp/funai-animal/507_lp/