世界各国の動物病院の市場
世界各国の動物病院の市場
皆さんこんにちは。
動物病院コンサルティングチームです。
本日は「世界各国の動物病院の市場」についてお話致します。
普段、日本の動物病院の市場に目がいってしまい、他の国とのマクロな視点で比較するのも難しいと思います。
他国の情報を使う機会は少ないと思いますが、勿論、知っていて損はないと思いますので、是非、ご参考頂けたらと思います。
まず日本の動物病院の市場規模は1.5兆円にのぼります。
これが大きいマーケットかどうかを判断する上で、アメリカと中国の話に触れていきたいと思います。
【アメリカ】
他の国と比べると複数頭数を飼う傾向にあるため、市場規模も連動して大きくなっていると言える。市場規模は7兆円と言われ、日本と比べ圧倒的な高い数値となっています。
【中国】
富裕層が増えるとともに、中国の動物病院の市場規模も急成長しています。市場規模は2.7兆円と言われ、ここ最近でも上がり続けている傾向にあります。
市場規模だけで見ると、やはり人口の関係もあり、小さいのが伺えます。
ただ大事なのが市場規模だけでなく、1院あたりの獲得頭数はどれぐらいかになります。
日本の場合、動物病院が約12,600件で犬・猫合わせて、約19,000,000頭数になります。そうなると、1院あたり1500頭となります。
中国の場合、約15,000件の動物病院に対して、犬・猫が約90,000,000頭になります。そうなると、1院あたり6,000頭となります。
つまり、この数値から日本は他の国よりも圧倒的にマーケットが厳しいということが言えます。
また、業績もアメリカと比べ低い傾向にある日本の動物病院の低い傾向にあるので、マーケティング方法の精度を上げていく必要があると言えます。
そのため、毎年同じ機材・同じ訴求・同じ販促をしていると、下降してしまう可能性もあります。
他国よりも常に新しい取り組みを取り入れ、自院及び飼い主様に合う診療をしていくことで、持続的反映を目指していくことが望ましいです。
動物病院の市場をとらえる際に、どうしても日本だけの目線になりがちですが、マクロ・ミクロを使い分けて捉えるのも重要です。
是非、ご参考下さい。